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zoom RSS つらつらと思いつくままに 〜その346:多分、業界関係者にしか通じない「基幹系システム」〜

<<   作成日時 : 2011/11/25 23:09   >>

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IT業界で「基幹系システム」と言う言葉が使われる事があります。
意味的には、「ユーザにとって利益の源泉となる業務を支援するシステム」位の意味で、例えば銀行なら勘定系システムであり、卸なら物流管理システム、製造業なら生産管理システムと言う感じです。
また、業界内でも「基幹」の定義は異なり、とある製造業の企業が「生産管理システムなど不要」と明言されていた事もあります。
今日はそんな「基幹系システム」についての話題です。

【基幹系とは最も重要なシステムのはずだが】
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20111107/372681/


最近、基幹系システムの話をすると、人により「基幹系」についての認識が異なり混乱することが多い。以前なら「基幹系ってERPのこと」でも済んだが、ERPなど既存の基幹系システムの適用範囲のほとんどは間接業務。ITの適用領域が直接業務や商品そのものに広がるにつれ、「間接業務が基幹業務なのか」という当然の疑問の声が上がる。基幹系システムの再定義が必要な時かもしれない。

うーむ、いつの間に『基幹系システム=ERP』と言う定義になってしまったのか・・・
その辺の事情はこんな感じらしいです。

実は以前から、ユーザー企業によって基幹系の定義は本来ならバラバラのはずだった。銀行なら勘定系システムであり、卸なら物流管理システム、製造業なら生産管理システムだ。もちろん個々の企業によっても違う。例えば製造業では、つい最近まで「生産管理システムなど不要」と豪語していた世界的な日本企業も存在した。

 企業によって基幹系、それどころか情報システムの位置付けがこんなに違うのに、ITベンダー側のある事情で基幹系の定義を一律にしてしまった。ERPを広く売りたいがためである。個々の業種、個々の企業により事情は異なるとはいえ、間接業務中心なら機能面でANDが取れる。「ベストプラクティス」などのふりかけをまぶし、業務改革ための“魔法の杖”のように喧伝して売りまくった。


いやまさか原因がIT業界側とは。(@_@;)
ただ、言い訳させて頂くなら、ERPに含まれる業務は「調達、生産、物流、販売、サービス+会計、人事等のいわゆる間接業務」(http://www.weblio.jp/content/ERP)です。
つまり、ほとんどの企業で利益の源泉となる「販売・生産・物流」業務は網羅しているのですから、ERP=基幹系システムとなってもおかしくはないのです。
(この「ERP=基幹系システム」ってのと「基幹系システム=ERP」ってのの違いをくみ取って下さい)

超個人的な意見(=一般的な見解でもなければ裏付けのデータもない)なのですが、ERPが間接業務中心のシステムになってしまったのは、SAP R/3が元凶だと考えてます。
SAP R/3と言うシステムは、その根本思想として「企業活動=金の流れ」と定義していると思われ、結局のところ全ての企業活動が「会計機能」に収れんしてしまうと言う作りになっていると思ってます。
(この辺は誤解があるかも知れません。が、SAPと言えばまず会計システムとなるのは、間違いなく事実)

このSAP R/3が凄く売れてしまったため、ERPパッケージ=SAP≒会計+αと言う構図になってしまったのではないかと邪推します。
また、会計システムって財務会計について言えば、会計ルールにのっとった処理をすればいい訳で、物凄くシステム化しやすいんですね。
これが会計領域でも管理会計となると、企業毎に要件が変わってくるのですが。(http://financial.mook.to/accounting/01/classification_03.htm

それはともあれ、これからの基幹系システムについて提言されてますので、最後にご紹介します。

直接業務などを支える新たな基幹系システムは、ERPなどの従来の基幹系システムとは、当然のことながら、導入方法からして違う。ERPの導入では「利用部門の要求を聞き過ぎるな」が鉄則だが、新たな基幹系システムの構築はビジネスそのものをつくることに等しいから、当然ビジネスの現場と密着して要件を検討することになる。

 この辺りのことを、ITベンダーはよく心得ていなければならない。


要するに、本来の意味での基幹系システム構築が求められてるって事です。
なので、パッケージを持ってきて、はい一丁上がりとはならない事を、SEは勿論ですがユーザ側も認識する必要があります。
従来のようなベンダー任せで、パッケージを入れれば良いって事にはなりません。
ユーザ側も一緒になって汗をかく必要があるって事です。
個人的には、ようやく正しいシステム構築のあり方に戻ってきたのかなと思ってます。

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